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クリニック経営

目標を達成するために(開業医、経営者として成功するために)①

今回は目標を達成するための方法をテーマに2回に分けてお話しします。

開業、経営する上で様々な目標があるかと思います。例えば患者さんの満足度を上げたい、来院数を何人にしたい、売り上げを達成したい等々。では実際に、どのようなことをすれば目標を達成できるのでしょうか。

私は有明クリニックグループ小暮裕之先生の主催する医療経営大学でその方法を学び、承継開業というあまりない形の開業方法の中で模索しながらも実践していきました。そして、目標を達成することができました。

「思考は現実化する」とよく耳にしますが、これは自分自身が体験してはじめて実感した言葉です。本当の意味を理解し行動することで、次の目標を立て実行するモチベーションにもなります。思考を現実化させることで、仕事が、人生が変わっていきます。私自身が実際にそのように感じています。

Table Of Contents

目標を設定する

イエール大学の有名な研究(*1)で学生を対象に、自分の将来についての目標を書くあるいは設定している人と、何も目標を設定していない人の割合、またその後の年収差を調査した研究があります。

目標を設定している人は5%、していない人は95%という結果になりました。イエール大学のような優秀な大学でこの数値です。一般の社会においては3%程度であると言われています。

10年後、その5%の目標を設定していた人と、95%のしていない人を再び調査したところ、5%の人たちは95%の人たちよりも収入が高く、その差はなんと約10倍だったのです。

この研究でも明らかなように、目標を設定することで将来の歩む道も変わってくると言えます。

*1 長く、目標設定に対する重要性が語られてきたこの研究ですが、イエール大学の公式ホームページに、この調査がイエール大学にて行われていなかったという記述がありました。この研究は、1991年9月号にSuccess誌で掲載された記事の主題として広く知られるようになったようです。

https://arcscoach.com/post-1337/

しかしながら、野球のイチロー選手や大谷翔平選手、サッカーの本田圭佑選手が幼少期から実際に目標を詳細に紙に書き、達成するために努力し、日本を代表するアスリートとなりました。それもまた事実ですので、話を続けていきたいと思います。

目標を実現させるために必要な目標設定

私のおすすめはスマホのメモ機能を使って書くのではなく、紙に書いて可視化する方法です。そして、その紙を常に目に入るところに貼るようにします。私の場合はトイレです。

目標設定として重要なのが「お金が欲しい」というような漠然としたものではなく、より具体的な目標にします。例えば、「売り上げいくら達成する」「患者さん満足度、NPS(*2)を何パーセント達成」「分院を作る」「スタッフの給料をいくらにする」といった明確なものにします。

漠然とした目標でなくより明確化にするために、具体的な期限も設けます。1年後、2年後のような目標だけだと辿り着くまでも大変なので、細分化して段階的に計画を立てます。階段状にしていくことがおすすめです。

そして、これが一番重要なことです。自分の立てた目標を起床後と就寝前に大きく読み上げることです。毎日繰り返すことで、頭の中にしっかりと刻み込むことができます。恥ずかしがらずに、ぜひ実践してみてください。

*2NPS とは、Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)の略で、顧客ロイヤルティを測る指標

目標のチェック

自分の目標がこのような設定にできているかをチェックしてみましょう。

  • 想像できる目標である。
  • 信じられる目標である。
  • 適した目標である。
  • 達成することによって周囲を幸せにできる目標である。

良い目標というのはこのようなものであると思います。

プラスアルファの努力をしよう

目標を達成するために、周囲もしくは今までの自分よりもプラスアルファの努力をすることが必要です。プラスアルファを作り出す習慣というのも大事になります。

複利の法則はご存知でしょうか、金融用語として有名かもしれませんが、毎日少しずつ、たとえ0.1%でも努力を続ければ、蓄積されて1年後には7倍の力になっているのです。

例えば私ですと、「記事やコラムを1週間に1回以上書く」「積極的に医療以外の業界で活躍する人と出会い刺激を受ける」このような新しいことを見つけ少しずつ確実に実行していく、それが目標達成に近づける道だと思います。

失敗を喜んで受け入れよう

目標を達成するためにはトライ&エラーを繰り返し、色々失敗することもあります。昨今ですと、新型コロナウイルスの影響が考えられます。実際に、コロナの影響で患者数が激減したクリニックや経営難のクリニックも多くあります。

その時にマイナスに捉えるのではなく、コロナ禍だからこそできる新たな取り組みを模索して逆境もプラスに変えましょう。私の場合は、オンライン診療や、コロナ検査も開始させました。新しい試みで人手が足りなくなると、今度は不況で仕事がなくなった優秀な人材を獲得することができました。これもまた逆境がプラスに変化した例です。

また、努力していてもネットなどで悪い口コミを書かれることもあります。その内容を真摯に受け止め、改善できるところはしっかりと改善し、よりよいクリニックになるチャンスが与えられたのだと捉えましょう。時には心ない悪質な書き込みに傷付くこともありますが、それを恐れずにもっと前向きに取り組んでいくべきだと今は考えるようになりました。

次は『目標を達成するために(開業医、経営者として成功するために)②』です。合わせてご覧ください。

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